高岡といえば、デビュー当初は歌手としても活動し、これまでに数々のシングル・アルバム作品をリリースしているが、1995年発売のベストアルバムを除けば、1991年9月にリリースしたシングル「Ni-ya-oo」を最後に、歌手活動からは遠ざかっている。実に21年ぶりのレコーディングとなる今回、エンディング曲「君待てども ~I'm waiting for you~」で、ジャズピアニスト・山下洋輔の演奏をバックに、高岡が歌声を披露。高岡にとって山下は両親の大親友で、“洋輔おじちゃん”と呼ぶなど幼い頃から家族ぐるみの付き合いをしている間柄。日本のジャズ界を牽引してきた巨人で、しかも高岡が最もリラックスできる凄腕プレイヤーの演奏をバッグに、のびやかな歌声を聴かせる。