一般社団法人デジタルメディア協会は、2月28日に「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘12/第18回AMDアワード」の年間コンテンツ賞「優秀賞」を決定、10作品を発表した。AMDアワードは、毎年優れた制作活動を行った個人やグループなどを表彰する。受賞対象は、映画やアニメーション、書籍、ゲームといったコンテンツやアーティストやパフォーマンス、テクノロジーや最新のガジェット・機器まで幅広い分野に及ぶのが特長だ。今回も2012年に活躍した様々な作品、商品、アーティスト、プロジェクトなどが挙がった。10作品のうちゲーム関連から3つ選ばれているのが目を惹く。「とびだせ どうぶつの森」、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」、「パズル&ドラゴンズ」である。アーティストではゴールデンボンバーが、デジタル時代の特性を活かしたプロモーションにより受賞に輝いた。「宇宙兄弟プロジェクト」は、マンガを核としたテレビアニメ化、実写映画化などマルチメディアな展開が評価された。アニメでは2012年夏に劇場公開された映画『おおかみこどもの雨と雪』が受賞している。作品のクオリティに加えて、興行収入42億2000万円という興行収入の大きさを映画史上エポックメイキングなこととしているのが目を惹く。また、メルセデス・ベンツの「NEXT A-CLASS」キャンペーンも選ばれている。これは日本を代表するアニメスタジオ プロダクション I.Gが、特別なアニメを制作し、プロモーションに利用したものだ。外資系自動車メーカーとの異色のコラボとして話題を呼んだ。デジタルメディア協会は、今回決まった優秀賞の中からさらに大賞/総務大臣賞を決定する。3月19日都内で開催される授賞式でその発表と賞の授賞が行われる。デジタルメディア協会http://www.amd.or.jp/デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'12/第 18 回 AMD アワード[優秀賞]■ EOS C300 (キャノン)■ EPUB 3 IDPF (国際電子出版フォーラム)■ 宇宙兄弟プロジェクト (コルク&講談社モーニング編集部)■ おおかみこどもの雨と雪 (「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会/スタジオ地図)■ ゴールデンボンバー (ユークリッド・エージェンシー)■ しゃべってコンシェル・しゃべってキャラ (NTT ドコモ)■ とびだせ どうぶつの森 (任天堂)■ ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン (スクウェア・エニックス)■ 「NEXT A-CLASS」キャンペーン (博報堂/AOI Pro.Inc/Production I.G., Inc.)■ パズル&ドラゴンズ (ガンホー・オンライン・エンターテイメント)[功労賞] 国立国会図書館[江並直美賞(新人賞)]真鍋大度(ライゾマティクス)[リージョナル賞]合志あぐっと!ねっと (「合志あぐっと!村」運営協議会(熊本県))