ヤフーは15日、埼玉県と包括提携を締結したことを発表した。埼玉県の住民向けに、スマートフォンを使って効果的に情報発信するための方法を検討するため、ヤフーから埼玉県にアドバイスを提供し、スマートフォンを使った情報発信の試みに協力する。 具体的には、登録者に対してカカオトーク(Plusカカとも)を活用して、県政情報をプッシュ配信する。また、埼玉県内の避難所の場所や備蓄内容等を、「Yahoo!地図」に表示し、緊急時の円滑な避難を支援する。 現在の電子自治体はパソコン向けに構築されている場合が多く、本格的なスマートデバイスへの対応やプッシュ通知の活用はこれからとされている。また、いくつかの自治体からオープンデータの提供も始まっているが、自治体単位で個別に提供されており、サービスと統合されていないことも多い。ヤフーは、自社で培ったスマートデバイス対応のノウハウやサービスを活用することで、全国の自治体によるスマートデバイスを用いた情報配信をサポートするなど「スマートガバメント」の実現に協力するとしている。
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