米ニュースサイト『ビジネスインサイダー』が情報筋からとして2月5日に報じたところによると、ツイッターは、ソーシャルTV分析会社のブルーフィンラブを買収したという。2社からの公式声明はない。 ブルーフィンラブは2008年に創立、テレビ番組やコマーシャルについて、ソーシャルメディアでどのような反応をされているか分析している。 例えば、ブルーフィンラブによると、2月3日のアメリカンフットボールリーグのNFL優勝決定戦“スーパーボウル”について、ツイッターで2770万回、フェースブックで280万回など、ソーシャルメディアで延べ3060万回コメントされた。前年は1220万回だったから3倍近い増加だ。 同じくスーパーボウルで、TV中継中の各CMについて、CM放映後45分間のコメント数合計は390万回だった。これは前年比225%の増加だ。ちなみに1位は自動車のダッジラムの「ファーマー」で、40万2000回コメントされた。 このようにTV番組の制作やマーケティングにおいて、ソーシャルメディアでの重要性が増しており、ツイッターは“広告世代のTVガイド”とまで呼ばれている。ツイッター自身も最近はTVとの相関関係をアピールしており、去る12月にツイッターは、ニールセンと提携、世界初のソーシャルTVレーティングの開発に着手している。