1月19日から東京・新宿バルト9にて、フランスのアニメーション映画『夜のとばりの物語―醒めない夢―』の公開が開始した。本作はフランス・アニメーションの巨匠であるミッシェル・オスロ監督による作品で、影絵の技法を活かしたシルエットアニメーションが最大の特徴となっている。黒いくっきりとした輪郭と煌びやかな色彩が、独特の映像美をみせる。2012年夏に『夜のとばりの物語』を国内公開したところ大好評を博したことから、今回その続編として『夜のとばりの物語―醒めない夢―』の公開が実現した。もともと本作は、10本の短編シリーズ「ドラゴン&プリンセス」から5本ピックアップ、さらに新作1本を足したものを前作の劇場映画としてまとめた。今回は、その残り5本をさらに劇場映画にする。このため映画の構成も、前作に引き続きオムニバス方式となっている。日本版では坂本真綾さん演じる少女と、逢笠恵祐さん演じる少年が、それぞれ異なった物語を経験する。こうした作品の特徴もあり、前作を観た人はもちろん、前作を観ていなくても存分に楽しめるだろう。ただし、映画を観る場合は、注意が必要だ。上映は1月19日から1週間の限定上映になっているので、スケジュールを合せて見逃さないようにしたい。一方で、前作『夜のとばりの物語』は、12月5日に三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーよりBlu-ray DiscとDVDが発売されている。こちらで楽しむことが出来る。『夜のとばりの物語 ―醒めない夢―』1月19日(土)に新宿バルト9にて公開 (1週間限定上映)http://www.ghibli-museum.jp/yorutoba/