酒文化研究所は、同社が発行する『さけ通信』の読者で構成された約1,200名の「酒好きモニター」を対象に、毎月アンケート調査を実施している。 新春1月のテーマは成人式を前に「新成人に贈る」。お酒が解禁になる新成人に向けて、酒飲みの先輩たちからのメッセージを調査した。 酒飲みの先輩として「新成人」に贈りたい言葉の第1位に選ばれたのは「無理強い厳禁、イッキはするな」(62パーセント)だった。続くベスト5は、「無礼講でも節度を忘れるな」、「酒は飲んでも飲まれるな」、「嫌なときは飲まなくていいんだよ」、「いろんな酒を飲んでみよう」となった。 選択肢にあげた以外にも「自分の飲める限界を知れ。男は恥をかかないために、女は節操を守るために」(50代・女性)、「ネットや仲間内に留まってないで、外で渋めに酔ってみな」(40代・男性)、「酒好きなご両親なら一緒にぜひ一緒に飲むことを勧めます」(30代・女性)などの提言が集まった。 新成人に贈る言葉を聞いてみたい人では、ノーベル賞受賞者の山中伸弥氏、作家の開高健氏、ジャーナリストの池上彰氏、作家の村上春樹氏などが多くの支持を集めた。新成人に贈りたいお酒では、1位に「ゆかりのある地方の日本酒」、2位に「両親が好きなお酒」と続き、メッセージ性のあるお酒が好まれる傾向にある。また、20年熟成のウイスキー、20年前のビンテージのワインなど20年にこだわったお酒も上位にランクインした。