Oracle Java SEに任意のコードが実行される脆弱性
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セキュリティ
検証は、Windows XP SP3 Java SE JRE 7 Update 10およびWindows 7 Java SE JRE 7 Update 10をターゲットシステムとして実施した。ターゲットシステムで、悪意あるユーザが作成したWebページを閲覧させることで、攻撃コードを実行させる。これにより、ターゲットシステムにおいて任意のコードを実行させる。ターゲットシステムは、悪意のあるユーザが用意したホストに制御が誘導される。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するもの。これにより、リモートからターゲットシステムが操作可能となる。検証の結果、誘導先のコンピュータ(Ubuntu 10)のターミナル上にターゲットシステム(Windows 7)のプロンプトが表示され、コマンドを実行した結果が表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
Oracle Java SEに任意のコードが実行される脆弱性の検証レポート(NTTデータ先端技術)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》