今回は前回に引き続き、主婦のスマートフォン利用に関しての座談会風景をお届けする。フィーチャーフォンの時代と異なり、スマートフォンの利用では月額料金をあまり気にしないという声が多かった。しかし、月額料金がほぼ変わらないからこそ、余分な出費に関しては厳しい一面も。また、Webサービス(Mydocomo)を活用し、海外ローミングの契約やクーポンを利用しているという実態も明らかになっている。■座談会参加メンバー・相馬:29歳。IT系サービス企業勤務。結婚2年目。・片山:39歳。主婦。子供は小学校3年生の女の子。・鴈本:36歳。主婦。子供は小学校3年生の男の子と1年生の女の子--まわりにドコモユーザーって多いですか?乗り換えとかは考えませんか?片山:スマートフォンに乗り換えるときに一瞬考えましたが、ドコモ歴が10年だったので、割引が効くのと、あとドコモポイントが溜まっていて、それが1万2000円位で“それは捨てられない”ということでドコモにとどまりました。相馬:やっぱり家族がドコモだと、ファミ割が結構大きいので、やめられないですね。鴈本:乗り換えるというと、家族4~5人だけじゃなく実家も関係してきますんで、一大ムーブメントになりますね。●ポイントをお得に活用しているケースも--他の方は自分のドコモポイントってご存知ですか?相馬:明細を見ればわかると思いますが、普段は気にしないですね。鴈本:私は前回の機種変で使いました。4,000円分ぐらいたまっていたと思います。--ひとつのキャリアの端末の使用歴が長いと、キャンペーンを利用したりしてますか?例えば、抽選で1万人に1000ドコモポイントをプレゼントというのもあって、住所変更でもなんでも、ドコモのWeb(各種お申込・お手続きサイト)で手続きを行えば対象になるらしいですが全員:知らなかったですね。抽選?もれなくではないんですね。(笑)片山:私はドコモプレミアクラブに入っているので、ポイントに関しても毎月案内メールでくるんです。ディズニーのカレンダーが当たるよ、とかお得なキャンペーンのお知らせとかがくるんですよ。--プレミアクラブについて教えてもらいたいのですが?片山:たまにメールでアンケートがやってきて、それに答えるとポイントがもらえたり。3~6ポイントぐらいですね。鴈本:私も入っているみたいです(笑)。でも、どうお得なのかはちょっと理解してないです。片山:クーポンがあるんですよ。たとえばドトールにいってクーポンを見せると、サイズアップしてくれたりするんです。暇なときは、スマートフォンでMydocomoを開いてクーポンを落としたりしてますね。相馬:へぇー--ところでドコモショップって行く機会はありますか?片山:スマートフォンに切り替えた時にくらいですね。相馬:故障した時や、海外に行く時に設定がわからない時に利用します。鴈本:私も故障した時と、旅行行く時に設定の仕方を聞きにいくくらいですね。--海外ローミングの手続きは、ドコモの各種お申込・お手続きサイトでできないんですか?片山:ローミングの設定(申し込み)がありますよ。--そうすると、ドコモショップってあまり行かないですか?相馬:混んでるイメージがあるので、自分でできることは自分で済ませたいですね。片山:働いている人は特にそうですね、休みの日は絶対に行かないですね。全員:そうですね~--たしかにドコモショップは混んでることも多いので、忙しい主婦にとっては、Webでの手続きは時間の節約にはなるかもしれませんね。●自宅ではWi-Fi接続だが、公衆無線LANはあまり使わない--みなさんご自宅ではWi-Fi接続の方が多いと思うんですが、自宅の回線は何ですか?鴈本:NTTの光回線です片山:忘れちゃいました相馬:NTTですね--街にあるWi-Fiは使ってます?全員:使ったことないですね片山:カフェとかでWi-Fiが使えますっていうのを見かけますけど、使い方がわからないんですよね。よくわからないで繋ぐと、変なウィルスが入ってくるのかなとか思っちゃいますね。アメリカから帰ってきた友達は、アメリカでは何処でもWi-Fiが使えたのに日本ではロックがかかっていて“あれはどうかな”と言ってましたね。(ドコモダケのマークがあるところでWi-Fiが使える。今登録するとWi-Fi利用が永年無料になるというチラシを見ながら)鴈本:今入ると永年無料ってなに?14年の3月までだって、みんないそげ〜!(笑)●意外と多い赤外線ニーズ--最後に、これだけスマートフォンとして新しいものが出てくると新機種が気になりませんか?片山:気になりますが、2年の縛りがあるうちはどうせ変えないので、その時になったらいろいろ調べると思います。相馬:私も2年縛りがありますから、縛りがなくなるころにはまた新しい端末がでてくるので、その時に調べますね。--端末を選ぶ基準って何ですか?片山:私は水没させたことはないので防水は必要ないなと思っていて、最低限必要な物として赤外線通信は欲しい、あとは写真をよく撮るので画素数がいいのがいいものですね片山:赤外線はママ友と通信するのにやっています。相馬:私も赤外線のついているのはどれですか?って聞きました。結局、今のはないヤツになったんですけど(笑)。鴈本:私赤外線通信がついているやつが欲しかったので、よかったと思ってます。--そんなに赤外線ってニーズがあるのか~。全員:ありますね●数年後、中学生(子供)はスマートフォンが当り前に--鴈本さんのお子さんにはキッズケータイを持たせているんですよね鴈本:キッズケータイはつい最近入りました。1年間は基本料金が無料で、ケータイ補償お届けサービスは子供は280円(2人で560円)、通話料は私たち両親とおばあちゃんとかは無料ですね。あと、「イマドコサーチ」というのが月額200円ずつかかってきて、一回調べるごとに5円かかるんです。初期設定のままだと子供の電源が切れると「電源が切れました」といってメールがくるんですが、最初の頃なんか、防犯ブザーのピンが抜けちゃったみたいで、「どうしたの?」って言ったら「ピンが引っかかった」ということで大丈夫だったんですが、停止ボタンを押さないと延々と通知が来てしまう設定になっていて、主人の方にもメールがどんどんきていたみたいです。メールがくるたびに5円なので、“これはいけない”ということで、電源が切れただけではメールがこないようにして、アラームがなったときは1回メールが来るように設定し直したことがありました。--子供にいつからスマホを持たせますか?片山:今、うちの子供は小学校3年生なので4年後には中学校。もうその頃ってスマートフォンになってますよね。そのころには持たせてるかもしれませんね。鴈本:今の感覚だと高校生からかなとは思いますが、4年後に中学校で広まっているんだったら持たせるのかな。相馬:極力遅くしたいですが、まわりにあわせると思います。--不安じゃありませんか?鴈本:不安ですよね。いつでも親に見せられる状態にしておく環境というか、メールは何時までとかのルールを作ったり。片山:PCもリビングでやらせるとか。鴈本&片山:初めのルール作りが大事!(笑)って最近学びました。--本日はどうもありがとうございました今回は前編・後編にわけて主婦に参加してもらい、家計におけるスマートフォンの月額料金に対する意識、サービスの利用実態について語ってもらった。意外であったのは月額料金についてはそれほど意識していない、という実態だった。しかしその一方で、余分な出費については厳しい見方をもっており、必要最低限以上のものを削っていく傾向にあった。またリアルな店舗であるドコモショップに対しては、常に混んでいるという印象をもっており、わざわざ足を運んで様々なことを確認するという意識は薄いようだった。時間がない主婦にとっては当然のことかもしれないが、「(端末が)故障したときくらいしか利用しない」というのが実情だ。なお、今では徐々に増えてきている印象だが、出席者のなかにはドコモの「各種お申込・お手続きサイト」をうまく活用してやりくりしている人もいた。この傾向はますます強くなっていくだろう。ドコモの上記サイトでは契約状況のWebでの確認はもちろん、各種サービスの申込・解約・住所変更などの手続きも行え、時間の限られた主婦にとってはメリットも大きいと言える。スマートフォンが主力の時代になって、端末はさまざまなものが登場しているが、リアル店舗にかわるWebでの対応サービス強化も重要だ。キャリアは今回登場したようなサービス面で差別化できれば、主婦層に訴求していけるかもしれない。
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…