サイボウズは4日、無料グループウェア「サイボウズLive」の無料利用枠を1グループにつき200名、ディスク容量1GBに拡大した。 「サイボウズLive」は、グループに登録されたメンバーだけでクローズドに情報共有できる、無料のクラウド型グループウェア。ファイル共有、掲示板、タスク管理、カレンダーなどの機能を備え、2012年8月に登録者数30万人を、2012年9月にはグループの作成件数が10万件を超えている。 これまで「サイボウズLive」は1グループにつき、メンバー数20名、ディスク容量500MBを無料で提供していた。メンバー追加1名につき月額100円の有料プランの提供も検討したそうだが、4日から無料利用枠を拡大し、メンバー数は10倍の200名、ディスク容量は2倍の1GBまで無料で利用できるようになった。 「サイボウズLive」は、SNSやメッセージツールでは実現しにくい効率的な情報共有を可能にするサービスとして、企業間プロジェクトやワーキンググループなど従来グループウェアを利用する習慣がなかった組織や団体で導入が進んでいる。また、NPOや教育機関など非営利団体での活用を検討しているユーザーからは、「無料で利用出来るユーザー数やディスク容量を拡大してほしい」という要望が多数寄せられていたといい、こうした要望を受けて無料利用枠を拡大、営利・非営利を問わず広く利用される無料グループウェアとして、さらなる成長を目指すとしている。また、無料利用枠の拡大だけでなくユーザーから要望の多い新機能の開発を積極的に進めていくとのことだ。