IDC Japanは15日、プリンタやコピー機など、全世界における2011年のデジタルハードコピーデバイスからの印刷ページ数(A4換算)を発表した。 これによると、2011年に全世界のプリンターやMFP(マルチファンクションペリフェラル)等のデジタルハードコピーデバイスから出力(含むコピー)された印刷ページ数は「3兆900億ページ」だった。この数量は、2010年と比較して、1.0%の減少となっている。 地域別に見ると、新興国における印刷ページ数が前年比7.5%増と大きく伸張した。特に、ラテンアメリカと、日本を除くアジアパシフィックにおける2桁成長が、新興国全体の伸びをけん引。一方、先進国は前年比5.0%減となっている。 製品別では、プリンターおよびシングルファンクションデジタルコピー機からの印刷ページ数は減少しており、総印刷ページ数に占める比率も低下した。一方で、MFPから出力された印刷ページ数は増加、総印刷ページ数中の比率も高くなったとのこと。 方式別では、レーザー方式について、設置台数はプリンターの方が多いにもかかわらず、印刷ページ数はMFPからの出力が大きな割合を占めるという結果になっている。レーザープリンターからは、全世界で1兆1,000億ページの印刷ページ数が出力されているが、2010年と比べ2.4%減少した。インクジェット方式では、印刷ページ数および設置台数ともに、プリンターよりもMFPのほうが多かった。カラーレーザー方式からの出力は、先進国/新興国ともに増加。新興国では、カラーMFPからの出力が2桁成長を見せている。 2011年の全世界における印刷ページ数のベンダーシェアでは、HPが1位、キヤノンが2位、ゼロックスが3位と昨年と同じ順位だった。【資料提供中】アプリケーションパフォーマンス管理●Novell社導入事例「次世代APMソリューションにより、グローバルに展開するアジャイル開発の生産性を向上」●NTTドコモ導入事例「サーバ500台、端末38,000台企業活動の根幹を支える顧客情報管理システムプログラムのJava化を契機にCA Introscope でリアルタイム性能監視を実現」ほか