作家・髙村薫のデビュー作で日本推理サスペンス大賞受賞の犯罪小説、『黄金を抱いて翔べ』が映画化、3日より全国公開された。同日、東京有楽町の丸の内ピカデリー1で井筒和幸監督とキャスト陣が映画『黄金を抱いて翔べ』の初日舞台挨拶を行なった。 上映終了後、映画の興奮さめやらぬ会場に妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行と井筒監督が登場。それぞれ映画の中で注目してほしいポイントを真面目に語るキャストもいる中、珍回答も続出し、お互い突っ込み合う様子に、会場に笑いが起こった。MC:本作には見どころがたくさんあります。監督が一番こだわったポイントを教えてください。井筒:全部、手を抜いていません! お酒を飲まないで頑張ったんですよ!浅野:いや飲まないではなく、僕は飲めないんです(笑)。妻夫木:僕は少し飲みました(笑)。西田:ずいぶん飲みました(笑)。MC:キャストのみなさんに質問です。ココに注目してほしいというポイントを教えてください。妻夫木:最後のシーンです。こんな格好いい日本映画はないですよ。浅野:やっぱり角刈りですかね(笑)。桐谷:証明写真を撮るボックスの中で着替えていたときのパンツの柄です(笑)。あれ、もらってたまにはいてるんです!溝端:ご飯を幸田と食べるところ。育ちに問題があるので雑なんです。飲食店で練習したら白い目で見られました(笑)。西田:公園掃除をしているときの竹箒の位置!(爆笑)。で、向こうのほうに幸田を発見したときの目線、難しいですよ〜。ほら、もう一度観たくなったでしょ? フォトセッションでは、現在の相場で約460万円にもなる1kgの金地金(協力:三菱マテリアル)をそれぞれが持ち、本物の黄金を抱いて撮影に臨んだ。7人分で総額は約3220万円、“超豪華舞台挨拶”だった。