ニールセンは23日、テレビ、パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデジタルデバイスを駆使する現在のデジタル消費者の利用行動を可視化する「デジタル・コンシューマ・データベース」の販売を開始した。 「デジタル・コンシューマ・データベース」は、消費者がどのようにデバイス(スクリーン)を使い分けて、コンテンツを利用しているのかを調査し、デジタルデバイスの利用動向を俯瞰できるベーシックデータとしてデータベース化したものだ。調査時期は2012年9月7日~9月10日で、15歳~69歳男女3,096サンプル(各年代/男女別均等258サンプル)から回答を得た。価格は100万円(税別)。 あわせて同社では、アナリストがおこなった分析結果も公開。それによると、「複数のデバイスを同時利用する」と回答した人は全体の3分の2にのぼり、多くの人が2つ以上のデバイスを同時に利用していることがあきらかとなっている。男女別で見るとデバイスの同時利用割合にほとんど差はないが、年代別では60代の14%に対して、10代、20代では5ポイント高い19%と若年層ほど割合が高かった。性年代別では10代女性がもっとも同時利用する割合が高かった。 もっとも同時利用されるデバイスは「テレビ」で、次いで「PC」。この2つを中心として「スマートフォン」を加えると、3つのデバイスの同時利用が全回答数の75%に達した。同時利用の組み合わせでは[テレビ×PC]の組み合わせがもっとも多く、半数を超えた。また、普及率では3割を切るスマートフォンだが、同時利用するデバイスとしてはすでに従来型携帯電話を上回る存在になっているという。 デジタル・コンシューマ・データベースでは、商品カテゴリごとに、購買フェーズごとに主に利用したデバイスに関しても調査しており、それによると、「化粧品」では、テレビは「関心」から「比較検討」「購入」とフェーズが進むに従い利用割合が少しずつ減少していた。「電化製品」は「関心」「比較検討」「購入」いずれのフェーズにおいてもPCを利用した割合が非常に高かった。また、他の商品と比較するとスマートフォンだけでなくタブレットに対する割合が高くなっていた。
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