日本一のロールケーキを決定する「ROLL-1(ロールワン)グランプリ/第1回スイーツコンテスト」が16日、東京臨海都心のホテル日航東京で開催され、クラブハリエ、近江八幡日牟禮ヴィレッジ(滋賀県)勤務、中嶋万規子さん作の『Pour Pa Pa』が優勝した。 グランプリ/コンテストの主催は協同組合全日本洋菓子工業会とスイーツコンテスト実行委員会。当日は、全国から応募があった103件のロールケーキの中から、書類審査を通過した20作品が東京に集結。審査員が試食審査をし、優勝・準優勝・第3位を発表した。 「ROLL-1グランプリ/第1回スイーツコンテスト」は、日本初開催となるロールケーキコンテストで、パティスリーやホテル、レストランなどにおいて、製菓・製パン・調理などに関わる全てのプロフェッショナルをコンテストの参加対象とし、「四季」(一つの季節を選択)をテーマに作品を募集した。 優勝したPour Pa Paは、味覚、デザイン、市場性、ストーリー、全てにおいて審査員の高い評価を得た。父親に食べてもらうことをイメージして制作されたという点も好評価だった。優勝●作品名:Pour Pa Pa●氏名:中嶋万規子●勤務先:クラブハリエ、近江八幡日牟禮ヴィレッジ(滋賀県)父の日のプレゼントにお父さんが好きなお酒を使ったロールケーキ。いつもあまりケーキを食べないけど、洋酒が香る大人なロールケーキなので今日はお父さんも一緒に家族で食べよう! いつも家族のために一生懸命なお父さんに感謝を込めて……。グラサージュ・キャラメルで大人な雰囲気に合うように仕上げました。キャラメルの風味もほんのりプラスされてほろ苦い余韻が残ります。上にはネクタイをイメージしたチョコレートをカカオニブで飾り仕上げ、生地はシホンケーキの配合からアレンジしてしゅわっと口解けが良くなる様にしました。ガナッシュとバナナペーストと生クリームの層があるロールケーキにしました。濃厚なガナッシュとバナナペーストにあう様に軽いクリームで合せました。準優勝●作品名:太子ロール●氏名:高嶋大樹●勤務先:サントル・ドゥ・ヴィラージュ(大阪府)ここ太子町は聖徳太子ゆかりの地です。聖徳太子は古代米や蘇と呼ばれるチーズのようなものを食べたであろうと思われています。それを現代風に復活させたロールケーキが太子ロールです。米粉を使った生地にクリームチーズの生クリームを巻いたまさに聖徳太子が好んだであろう味に仕上げています。3位●作品名:フクシマ三吉ロール●氏名:矢代優●勤務先名:柏屋(福島県)このロールケーキは元々、福島グルメフェスタと言う福島の食を応援するイベントで販売する予定でした。しかし直前の大震災の影響で、イベントは中止になり、ロールケーキをお披露目する機会を失ってしまいしました。福島のお米、福島の苺、福島の桃と言った三つの吉(しあわせ)を詰め込んだ、しあわせのロールケーキです。このロールケーキでもう一度、福島を元気にしたく、応募をしました。