モデルで歌手のきゃりーぱみゅぱみゅのデビューミニアルバム「もしもし原宿」(11年8月発売)が、年間で最も秀逸なCDジャケットに贈られる「ミュージックジャケット大賞2012」を受賞した。 同ジャケットは、“口裂け女”風のペイントメイクを施したきゃりーの顔をアップで撮したインパクト大の作品。アートディレクターのスティーブ・ナカムラ氏は「(きゃりーの)デビューだったので独特なキャラクターを表現できればと思い、表情やメイクで勝負しました。今の世の中には、保守的で一般的な感じよりも、面白いジャケットの方が見た人を元気にできると実感した作品です」とコメント。また、自身の名刺代わりともなった同作品にきゃりーは、「デビューの作品がこんな名誉ある賞をいただけるなんてとってもうれしいです!!」と喜ぶとともに、「いつもジャケットはカワイイだけじゃなくっておもしろさとか不思議さとかが出せるようにこだわって作っています。この作品作りに関わってくださったスタッフのみなさまに感謝して、これからもみんなでおもしろいものを作り続けていきたいです」とコメントしている。 「ミュージック・ジャケット大賞」は、音楽ジャケット文化の継承・発展を目的として2011年に制定された。なお、今年度の受賞者はきゃりーのほか、準大賞にPerfume「スパイス」、MAN WITH A MISSIONの「MAN WITH A MISSION」、特別賞に南波志帆「水色ジェネレーション」がそれぞれ選ばれている。