CEATEC 2012のKDDIブースでは、法人向けの展示としてiPhoneをビジネスに利用するためのソリューションが展示されていた。 「FAQコンシェルジュ」ではユーザーからの質問に、Siriのように音声で回答するデモを実施。Q&Aのデータベースをクライアント側で作成できるため、専門用語にも対応できる音声検索エンジンが作成できるとのことだ。この技術は主に企業の受付での無人応対や、クラウドアプリと連携させてユーザーからの質問に自動応答するような利用を想定。人的コストの削減に効果が期待できると考えられている。 また、「ソーシャルメディア解析」ではTwitterを利用した情報解析のデモを実施。キーワードをもとに無作為に収集したツイートを解析して、それぞれが肯定的・中立・否定的かをタグで表示できる。そのほか、年齢層や出身地などを統計化して表示する機能も用意。簡易マーケティングツールとして、営業スタッフや中小企業での利用が検討されている。 そのほか、「超音波ファイル共有」では実際のファイルを送信するのではなく、ファイルの保存先を超音波で発信。これによって、半径5メートル程度の範囲内にあるiPhoneでは、ボタンをタップするだけでファイルをダウンロードできる。送信側も送り先などを指定することなく一斉送信できるので、ミーティングで資料を配布する際などに利用できると考えられている。
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