エフセキュア・コーポレーションは7月29日、世界14カ国で実施されたブロードバンド調査の結果を発表した。本調査は5月25日から6月1日までの期間、フランス、英国、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギー、USA、カナダ、ブラジル、インドおよび日本の20歳から60歳までのブロードバンド加入者6,400名を対象にWebインタビューにより実施したもの。今回の調査では、ソーシャルプラットフォーム上に自らの生活情報をシェアする際、76%がプライバシーについて不安を感じていることが明らかになった。クラウドストレージも含めた質問では、自分たちの写真やビデオ、ドキュメント、メールといったコンテンツに誰がアクセスできるかということに大きな懸念(70%)を示した。また43%の回答者が、自分のコンテンツのコントロールがきかなくなっていると感じている。回答者の39%は、コンテンツの保存やバックアップ、デバイス間での同期のために、何らかのクラウドソリューションをアクティブに使用しており、68%がその便利さを認めていた。なお、友だちや家族とコンテンツをシェアする一般的な方法はメール(74%)が最も多く、ソーシャルメディアは(50%)であった。ただしインドでは回答者の76%が、ブラジルでは61%が、ソーシャルプラットフォームのサービスは便利だと考えている。またプライベートなコンテンツや機密を要するコンテンツの保存や保護に関しては、DropboxやGoogleなどのグローバル企業を信用(51%)するよりも、自分のブロードバンドプロバイダを信頼(61%)していることがわかった。
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