3年の沈黙を経てオリジナルアルバムをリリースするTHE JAYWALK。昨年新加入したボーカル馬渕英将が名づけたアルバムタイトルの「New Born Tears」には、バンド復活への思いのほか、もう一つの思いが込められている。
THE JAYWALKは、昨年他界した歌手・柳ジョージの家族から、今年になって柳の過去の楽曲を受け継いで欲しいという要望を受けた。「柳ジョージ&レイニーウッド」時代に所属事務所とプロデューサーが同じという深い縁があった両者だけに、「柳ジョージ&ザ・バンド・オブ・ナイト」でバックバンドを務めた経験もあるメンバーの知久光康(ギター)、田切純一(ドラム)、杉田裕(キーボード)および当時のプロデューサーがその意志を受け継ぐことを決め、名曲たちを再び蘇らせるためアルバムに収録することとなった。田切は「当時は所属事務所も育ててくれたプロデューサーも同じということもありジョーちゃんには本当に可愛がってもらった、大先輩である彼の残した数多くある名曲を僕らが受け継いでいきたい」とコメントを寄せている。
「New Born Tears」はオリジナル曲、セルフカバー、柳ジョージ氏のカバー曲を織り交ぜた12曲入りの内容で、収録曲の中には、知久が柳氏愛用のギター“ストラトキャスター”を使い演奏された楽曲も含まれる予定だ。
なお、リリースされる10月10日は、柳の1周忌。横浜BLITZにてアルバム発売記念ライブを行うことも決定している。