10月2日に幕張メッセで開幕するIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN2012」では、自動車業界との連携がさらに発展する。情報通信ネットワーク産業協会の大木一夫専務理事によると、「夢あふれる未来の社会像」が提案されるそうだ。具体的には、日本自動車工業会の後援の下、特別展示企画「スマート・モビリティ・イノベーション」が実施され、それぞれの垣根を跳び越えて、「EV、HVをはじめとしたIT・エレクトロニクスと自動車の最新イノベーションを紹介する」とCEATEC JAPAN2012実行委員会の丸山亨委員長。出展企業には、トヨタ自動車をはじめ、日産自動車、クラリオン、日立製作所、日東工業、東洋レーベル、道路交通情報通信システムセンターなどが予定され、次世代ビークル、スマートモビリティ関連社会システム、ITS、テレマティクス、車内ネットワークシステム、バッテリー、エネルギー供給システムなどさまざまな製品が展示される。また、試乗体験コーナーも設置され、EVやPHVなどの運転が楽しめるようになる。回を追うごとに、海外メーカーの参加が少なくなっているCEATEC JAPANとしては、自動車業界との連携を深めることによって、展示会全体を盛り上げようというわけだ。