米マイクロソフトは16日(現地時間)、Office 15として開発されてきた次期バージョンのOfficeを正式名「Office 2013」とし、そのカスタマープレビュー版を公開した。日本語版もすでにダウンロードでき、対応OSはWindows 7以降とWindows Server 2008 R2以降。 Office 2013は、クラウド対応などインターネットと連携した機能が数多く追加されており、クラウドに関してはドキュメントをSky Driveに保存、共有、編集が可能。また、マイクロソフトが最近買収したネット関連企業のYammerとSkypeの機能がOfficeに統合される。Yammerは企業向けのソーシャルネットワークサービスを提供しており、その機能をOfficeから無料で使えるようになる。Skypeについては、1ヵ月につき60分の無料通話ができる権利がOffice 2013に付属するようだ。 Windows 8にあわせ、インターフェースも刷新された。タブレットでの操作に対応し、スワイプ、ピンチ、ズームといった操作が可能になり、手書き文字入力もできる。 なお、クラウド版の「Office 365」についても同時に発表があり、新エディションが発売された。20GBのSkyDrive容量と1ヵ月当たり60分のSkype無料通話が付いた個人向けエディションの「Office 365 Home Premium」など3タイプのエディションだ。