電子機器、半導体分野の調査会社 IHSアイサプライが、Googleのタブレット「Nexus 7」の原価計算を試みている。製品を分解し、部品単位のコストを積算し、さらに生産コストを加えたもので、8GB仕様が159ドル24セント、16GB仕様が166ドル75セントだ。それぞれ日本円で約1万2700円、1万3300円。 これらの金額はハードウェアと製造コストのみで、ソフトウェア、ライセンス使用料、ロイヤリティといった無形のコストは含まない。合算すると、8GB仕様で収支トントン、16GB仕様で適度の利益が出るとアイサプライでは予想している。 小売価格は8GB仕様が199ドル、16GB仕様が249ドル(8GB:1万5800円、16GB:1万9800円)。いっぽう競合機種の「Kindle Fire」(8GB)についてアイサプライは、ハードウェア+製造コストの原価が139ドルと予想する。小売価格は199ドルだ(原価:1万1100円、小売:1万5800円)。 アイサプライによると、GoogleはAppleと同じように、メモリを収益源と考えているようだ。Nexus 7の8GBと16GBでメモリの原価の差は7ドル50セントだが、小売価格の差は50ドルになっている。 いっぽうNexus 7とKindle Fireで8GB仕様同士を比べると、Nexus 7の方が原価が高い(性能も高い)ので、Kindle FireがNexus 7の標的であるとアイサプライは分析する。つまり小売価格を同等に設定、コストの許す限り性能を引き上げたというわけだ。
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