マックスは、小さめのタイヤを4つ設けることで重心の低い設計とし、発進時や停車時の安定性を高めるなどした、転倒しにくい高齢者向け自転車『クークルS』を7月2日から発売すると発表した。クークルSは、フレームの高さをノンステップバスと同じ27cmとし、ステップも取り付けることで足のあがりにくい人でも乗り降りをしやすくした。サドルに背もたれを付けることで体幹と姿勢を保持しやすくしている。また、走行スピードは歩く速度に近い時速4~5kmに設定、全長120cm、全幅60cmとコンパクトな車体サイズにした。後輪に搭載したディファレンシャルギアが小回りをしやすくし、安全に運転操作ができる。カラーは、サクラピンクとミントブルーの2色を設定した。高齢者が買い物や通院など日常生活の行動範囲の拡大を図るとともに、転倒防止につながる腸腰筋の維持など、介護予防での効果も見込んでいる。価格は9万7650円。同社は3年間で4万台の販売を見込んでいるという。