田中氏が最初に台北のHTCを訪れたのは2年以上前だが、当時はまだまだフィーチャーフォンが主流だったため、すぐにはKDDI向けの端末供給には結びつかなかった。しかしChou氏は「我々はQualcommやVerizonといったパートナーとも協業してきたCDMA(2000)のリーダーだが、KDDIのCDMAネットワークは性能、安定性その他すべてにおいて最高の水準だと考えていた。我々の端末とKDDIのネットワークのエクスペリエンスを組み合わせたいと考えていた」ため、その後も両社は協議を続け、昨年の「EVO WiMAX ISW11HT」「EVO 3D ISW12HT」の国内展開にこぎ着けている(法人向けには2009年に「Touch Pro E30HT」を展開)。