東京電力が2月20日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。※2月20日午前8時35分、第二セシウム吸着装置において、徐々に処理流量に低下傾向が見られることから、フィルタの逆洗をするため、当該装置を一時停止。同日午前11時7分に同装置を起動し、午前11時11分、定常流量(毎時約36.2立方メートル)に到達。※1月19日に実施したトレンチ等の調査において、2号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット内に高濃度汚染水が溜まっていることを確認したことから、2月20日午前10時11分、同ピットから2号機タービン建屋地下へ溜まり水の移送を開始。※2月18日午後7時5分、2号機使用済燃料プール代替冷却システムにおいて、一次系ポンプの出入口の流量差が大きいことを示す警報が発生し、当該システムが自動停止。その後、停止した一次系の現場にて漏えいなどの異常がないことを確認。設備保護の観点から、一次系及び二次系が凍結しないように再起動することとし、2月18日午後11時54分、当該システムを起動。その後、差流量が元の状態に復帰したことから計装配管の一時的な詰まりによるものと推定し、2月20日午後1時46分から午後2時38分までの間、計装配管のフラッシングを実施。なお、フラッシングにあたり、当該システムは停止しておらず、フラッシング後の運転状態に異常は見られていない。