新日本製鐵は、2月12日に開通した東京ゲートブリッジ(東京都江東区)に、同社の橋梁用高降伏点鋼「SBHS500」が全面的に採用されたと発表した。東京ゲートブリッジは、同社のSBHS鋼約1万6500tが使用されており、世界初となる全溶接の大型トラス・ボックス複合橋梁を支える。SBHS鋼は従来橋梁に使用されている溶接構造用圧延鋼と比較して最大23%の強度をアップしており、東京ゲートブリッジはSBHS500の採用で軽量化、経済的な設計・施工に役立っている。東京ゲートブリッジは、大規模な全溶接大型・ボックス複合ボックス複合橋梁で、現地ヤードでの現場溶接が行われたが、SBHS鋼が溶接作業の効率化・品質向上・作業環境改善にも大きく貢献したとしている。