説明会には、富士通の執行役員で、パーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏が登壇。同社のシンクライアントビジネスについて、また新ブランド「FUTRO」についてプレゼンテーションを行った。
齋藤氏は、富士通が目指すのは「人を中心にしたICT」だとし、ユーザーが特に意識することなく、ICTのメリットを享受できることが理想と述べた。また、今後ますます浸透するとみられるクラウドサービスについて、ユビキタスネットワークからユーザーが直接触れるユビキタスフロントまで、「垂直統合モデルでやっていく。フルスタックでやることで、全てに責任が取れる。すなわち、より高い満足度を(ユーザーに)与えられると信じてやっていく」とした。
富士通のシンクライアントの強みとしては、指紋・静脈センサーやスマートカードなど多様性に富んだ個人認証技術によるセキュリティ、そして、日本・ドイツに拠点を置き、サーバーミドルまでフルスタックでグローバル展開していることを挙げた。今後については、「より多くのシーンでICTのメリットを享受してもらえるように、クライアントを拡げていきたい。シンクライアントに限らず、(WEB端末やPCなど含め)今後も進化を続けていくので期待して欲しい」としてプレゼンを締めくくった。