31日、米国アップル(Apple)はプロ用ビデオ編集アプリケーション「Final Cut Pro X(ファイナルカットプロテン)」の最新版である「v10.0.3」を発表した。
Final Cut Pro X v10.0.3は、最大64アングルのビデオと写真を自動的に同期させるマルチカム編集、アプリケーションの中で複雑な調整を行なうための高度なクロマキー機能、急速に拡大するFinal Cut Pro Xエコシステムをサポートするサードパーティーのアプリケーションやプラグインとのよりリッチなやり取りを行なうための拡張XMLなどの新機能が含まれる。
アプリケーションは本日からMac App Storeで提供が開始される。なお、Final Cut Pro X v10.0.3にはまた、ThunderboltデバイスとPCIeカードをサポートするブロードキャストモニタリングのベータ版も含まれる。
また従来のワンステップクロマキーをベースに、カラーサンプリング、エッジアジャストメントそしてライトラップを含む高度なコントロールを追加。複雑なキーイング作業を、モーショングラフィックスアプリケーションに書き出すことなくFinal Cut Pro Xの中で進めることができ、結果をリアルタイム再生で閲覧できる。
Final Cut Pro X v10.0.3の価格は26,000円だが、既にFinal Cut Pro Xを利用しているユーザーには無料アップデートとして提供される。Final Cut Pro Xの30日間無料体験版も引き続きダウンロード可能だ。 《RBB TODAY》