シマンテックは13日、スマートフォンアプリを使ったワンクリック詐欺について、詳細な情報を公開した。PCでの古典的な手法のまま、日本のスマートフォンを対象にした詐欺サイトや詐欺アプリが出現しているという。 最初に発見されたのは2011年の夏で、サイト経由でユーザーを欺いて有料サービスに登録させようとする単純な攻撃だった。2012年に入った現在では、アプリケーションも利用するように変化している。ワンクリック詐欺サイトは、よくあるアダルト向けWebサイトの形を取っており、最初に18歳以上かどうかの確認を求めた後、閲覧用のアプリケーションのダウンロードを行うものとなっている。 しかしその要求内容を見ると、電源投入時の自動起動やユーザーの所在地、アカウント検索まで要求するものとなっている。常時注意を払っているユーザーでないと、要求内容はスルーしてしまうことが多いため、気づかない可能性が高い。そしてアプリケーションがインストールされると、頻繁にブラウザが開いて登録ページが表示され、「お客様ID」「端末の電話番号」「端末で使われているアドレス」といったユーザー情報を示して支払いを行うようユーザーを誘導しようとする。 これは、Windowsコンピュータで使われていた詐欺の手口とほぼ同一となっている。こういったアプリケーションは[設定]の[アプリケーションの管理]からアンインストール可能だが、後追いで詐欺が続く場合もあるとして、シマンテックでは信頼のおける提供元以外のアプリはインストールしないよう呼びかけている。
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