2012年度の野球殿堂入り表彰者が野球体育博物館の表彰委員会によって発表され、競技者表彰のプレーヤー表彰には元広島カープの北別府学と故・津田恒実の両氏を選出した。 北別府学投手は、現役時代広島カープのエースとして活躍。82年の最多勝、沢村賞などを授賞し通算213勝を挙げた。94年引退。 故・津田恒実投手は82年に新人王、86年には抑えとして22セーブを挙げリーグ制覇に貢献した。「炎のストッパー」と称され、直球主体の投球が人気を博したが、病気のため91年に現役引退。翌92年、脳腫瘍のため死去した。ともに広島の黄金時代を支えた2人の投手が今回殿堂入りを決めた。 野球殿堂のプレーヤー表彰は約300人の記者らによって投票。対象者のなかから75%以上得票した人が殿堂入りとなる。