東京電力は22日、大口など自由化部門の顧客を対象に、来年4月から電気料金の値上げを行うと発表した。 同社によると、福島第一・第二原子力発電所の被災に加えて、電力を購入している他社原子力発電所の被災、さらに柏崎刈羽原子力発電所の停止の長期化などに対応する中で、安定供給を維持するために、火力発電の焚き増しや長期計画停止中の火力発電設備の運転再開など、供給力の維持・確保に努めた結果、燃料費負担が大幅に増加。現在の状態が継続すれば、近々、燃料調達に支障を及ぼし、電気の安定供給にも重大な支障をきたす恐れがあるという。 なお、家庭向けについても、できるだけ早い時期に申請をする考えだという。