『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』と『ドライブ』がロンドン映画批評家協会賞で最多ノミネートを受けている。それぞれ6部門の候補に挙がった両作は、作品賞のほか、ゲイリー・オールドマンとライアン・ゴズリングが男優賞を巡り争うことになる。 続いて、問題児の息子とのつながりに苦難する母親を描いた『少年は残酷な弓を射る』が5部門に、『SHAME -シェイム-』『アーティスト』がそれぞれ4部門の候補に挙がっている。 ロンドン映画批評家協会のジェイソン・ソロモンズ会長は「我々はロンドンの批評家による選出作品の幅や知性、そしてスタイルを誇りに思っています。映画界の豊かさや新鮮さ、そして『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』『ドライブ』、『アーティスト』のような伝統的な映画ジャンルの斬新な切り口を高く評価しています」「監督賞と外国語作品賞にも反映されるこの実に素晴らしい作品の数々も含め、今年のノミネートが最高級であるのは確実です」。と話した。 更に、冷戦時代に引退からの復活を余儀なくされる元スパイ、ジョージ・スマイリーを描いた『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』が、多くの栄誉を受けるに値する作品であると続ける。「私はまた、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』のようなロンドン作品と、ロンドンのアイコンとも言えるゲイリー・オールドマンの人々を惹きつける中心となった演技が、こんなにも多くの各部門でノミネートされていることに興奮しておりますし、イギリス、そして国際的な映画としての多様性を思い出させる作品です」。 第32回式典はロンドンの英国映画協会にて1月19日に開催される。
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