東京都消費生活総合センターは16日、同センターに寄せられたスマートフォンの相談事例をウェブサイト上で紹介した。 サイトでは、「購入直後から電源が落ちる不具合があり、新品と交換したが同じ不具合が起こる」「スマートフォンに不具合があるが、水濡れと言われ修理代を請求された」「コネクタ充電したところ、差込口が壊れ修理代を請求された」等の事例を紹介。いずれの事例も、故障・不具合に当事者は身に覚えはないというもの。 「原因不明の不具合が起こる」「修理しても不具合が直らない」などの相談が寄せられていることについて、同センターでは「スマートフォンは自由にソフト(アプリ)をダウンロードできるため、不具合の原因が特定されにくい面があります」と説明。また、「スマートフォンは精密機械ですので、水濡れや衝撃に細心の注意を払い、慎重に取り扱いましょう」と呼びかけているほか、「SIMカード」「フリーズ」「コネクタ充電」といった用語の説明も加えられている。 2011年に入り、スマートフォンは急速に普及しているが、これまでの携帯電話と使い方・機能が大きく異なるため、東京都消費生活総合センターとしては多く寄せられた相談事例を周知しスマートフォンの扱い方を啓蒙することでトラブルを未然に防ぐ狙いだ。
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