LEDパッケージ世界市場、2020年に1兆5040億円…富士経済
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それによるとLEDパッケージの世界市場は2010年が9660億円と前年比69.4%増。2020年には1兆5040億円と、2010年比で55.7%増にまで伸びると予測する。電熱/放電ランプの低出力用途からLED化が進み、液晶バックライトでも主光源として採用されている。これに加え一般照明分野や自動車外装ランプなどでもLED製品が台頭し始めている。特に国内では節電ニーズの高まりでLED管球ランプやLED照明器具の需要が拡大している。
LED関連企業の事業規模ランキングでは、1位が日亜化学工業、2位がOSRAMオプト・セミコンダクター、3位がAixtron、4位がヴィーコ・インストルメンツ、5位がサムスンLEDとなっている。上位企業は、台湾、韓国、日系のLEDチップ・パッケージを主力事業とするメーカーが中心。特にGaN系LEDチップまたは白色LEDパッケージに強みを持つ企業が上位となっている。
台湾、韓国、中国のLEDメーカーは事業規模を拡大している。主な主力製品は上位LEDメーカーと同様、GaN系LEDチップまたは白色LEDパッケージだが、LEDモジュールやLED照明器具などの川下側の事業拡大に注力する動きが見られる。
照明や液晶バックライト用途の拡大に伴ってシチズン電子、シャープ、昭和電工、豊田合成、日亜化学工業、サムスンLED、ソウル・セミコンダクター、LG・イノテク、エピスター、エバーライトなどのメーカーは生産能力を増強している。
事業領域の拡大ではサムスンLEDなどの韓国系メーカーがチップ/パッケージの生産から、LEDモジュールやLED管球ランプ/照明器具などのアプリケーション領域までの統合経営を進めている。また、DOWAエレクトロニクス、ナイトライド・セミコンダクター、日亜化学工業、ソウル・エミコンダクターなどは、医療や殺菌用途で活用される紫外光領域への展開も進めている。