東海テレビ放送は30日、「怪しいお米」「汚染されたお米」「セシウムさん」等の不適切な表現の字幕テロップを放送した問題について、経緯を検証した番組を、愛知・三重・岐阜の3県で放送した。同時に同社サイトで動画の公開を開始した。 この問題は、8月4日に放送された「ぴーかんテレビ」において、不適切な字幕テロップが映し出されたもの。同社では30日午前9時55分から検証番組「検証 ぴーかんテレビ不適切放送 ~なぜ私たちは間違いを犯したのか~」を放送した。番組冒頭で社長の浅野碩也氏が改めて謝罪、その後、現地からの反応を紹介。そして現場のプロデューサー、タイムキーパー、そしてテロップ制作者自身も登場し、放送事故に至った経緯を詳しく説明した。 関係者の処分については、浅野自らの役員報酬50%カット3か月や、他の役員3人の報酬カット、そして、情報制作局幹部2人の降格など従業員4人の処分が発表済み。同社では今後「再生委員会」「オンブズ東海」を立ち上げ、検証報告書をもとに具体的対策を立案するとともに、視聴者の声や現場の声への対応をチェックするとしている。