名古屋文理大学は、iPadの教育利用の効果に関する調査結果を発表した。同調査は名古屋文理大学の学生95人(回答者数はアンケートを実施した授業の受講者数などによって設問ごとに異なる)を対象に実施。 まず「iPad無償配布は良かった」という設問に対して、94.9%の学生が「そう思う」もしくは「まあそう思う」と回答。「iPadで資料が配布されるのは便利」に対しては、89.6%が「そう思う」もしくは「まあそう思う」と答えた。 また授業中の利用については、辞書代りに「言葉の意味などを調べられるのが良かった」(97.4%)と評価されているほか、いつでもその場で利用できるiPadを持つことで「知りたいことを自分で調べる機会が増えた」(76.1%)という効果もみられた。 授業中にiPadによる「Twitter利用」は74.4%は肯定的だが、26%は否定的評価。またiPadは紙のノートの代わりになる」は65.6%の学生が否定的にとらえた。さらにiPadにはノートアプリなどもあるが、同大学の本多一彦教授は「実際に、授業中にiPadでノートを取っている学生も見られたが、一部の学生はiPadと共にノートパソコンを用いており、多くの学生は紙のノートを利用もしくは併用していた」としている。