マカフィーは7月26日、適切なセキュリティ教育を支援するため「デジタルネイティブを守る5つのセキュリティアドバイス」を発表した。 生まれた時からすでにインターネットやPCのある生活環境の中で育ってきた「デジタルネイティブ」と呼ばれる子どもたちを持つ親は、より早い段階からセキュリティ教育を行う必要があるという。 夏休みを迎え、子どもたちが家庭でインターネットを利用する機会が増えることをふまえ、同社では、こうしたデジタルネイティブの子どもを持つ親が、適切なセキュリティ教育ができるように実践可能なアドバスをまとめている。 マカフィーが発表した、アドバイスの概要は以下のとおり。1. セキュリティ教育は低年齢時から セキュリティ教育は、子どもたちがネットサーフィンを始める3歳頃から開始し、子どもの成長に応じて継続するのが良い。子育て同様、十分に時間をかけた反復学習が必要となる。2. まずはパスワードからスタートを 安全なパスワードとその適切な運用は、生まれて初めて学習するもっとも初歩的なセキュリティ対策。まずは、簡単に覚えられるパスワードを子どもに教え、そのパスワードを誰にも言ってはいけないと言い聞かせる必要がある。3. オンライン生活の基本姿勢は「オフラインと同じ振る舞い」 オンライン上の見知らぬ人と実生活で出会う他人との間に大きな差は無いということを理解させる必要がある。オンライン上の掲載プロフィールは偽物である可能性が高いことを説明して、オンラインで知り合った人とは、絶対に会わないように言い聞かせることが重要。4. ソーシャルメディアには個人情報を投稿させない 小学生の中高学年〜中学生で、初めてソーシャルメディアを使用する子どもは、投稿した自分の個人情報が友人以外の人の目に触れる可能性があることを、必ずしも自覚してない。投稿された個人情報は、仮に自分が削除してもインターネット上に残り続ける場合が多いということを認識させる必要がある。5. デバイスを与える前にはインターネット機能の確認を ノートPC、タブレット、スマートフォンなどのデバイスに、直接インターネットに接続できるかどうかを必ず確認し、接続できる場合は、安全にインターネット接続する方法を合わせて確認する。家族用のPCを家族の目にとまる場所に置いておくことや、無線LANを使用の際は、ネットワークを暗号化しセキュアなネット環境を作っておく必要がある。