日本損害保険協会は東日本大震災関連で支払った地震保険金の総額が14日時点で1兆0713億円になったと発表した。支払件数は61万3515件で、前回公表の7日時点との比較では支払額が1.7%、支払件数は2.5%それぞれ増加した。地区別の支払額では宮城県が5103億円(支払件数22万9221件)で最も多く、全体の47.6%を占めている。次いで福島県の1385億円(同6万6779件)、茨城県の1361億円(同8万9554件)と続く。14日時点での地震保険に関する調査依頼や契約内容などの問い合わせ受付件数は73万8373件。このうち実際に保険金を支払ったり、調査しても支払に至らなかったケースや問い合わせが解決したものなど合わせた調査完了件数は70万1558件となり、95.0%が対応を終えたことになる。