東日本電信電話(NTT東日本)は27日、「PC省エネサポート」を、約870万の既存の「フレッツ光」契約者および新規契約者向けに、7月1日より無償提供することを発表した。 「PC省エネサポート」は、これまで「フレッツ光メンバーズクラブ」の会員向けに、ポイントプログラムの交換アイテムとして提供していたツール。利用しているパソコンにツールをインストールするだけで、パソコンの利用実態を学習して電源設定を自動で最適化し、消費電力の削減をサポートする。さらに削減した消費電力量を「CO2排出量」や「円」に換算し、数値およびグラフにて表示する“見える化機能”も搭載する。「PC省エネサポート」のダウンロードは、「フレッツ公式ホームページ」より可能。 一方KDDIは29日より、法人顧客向けに、クライアントPCを一括管理できる「PCリモート管理サービス」において、PCの消費電力量や削減効果をグラフ等で表示し、消費電力を削減する新メニュー「PC節電管理(エネパルPCパック)」の提供を開始する。 「PC節電管理 (エネパルPCパック)」も、PC利用者の行動パターンを学習し、自律的に省エネ制御を実施するSaaS型のサービスとなっている。PC1台ごとの消費電力およびCO2排出量を自動でモニタリングし、日および月ごとに使用電力量を可視化するとともに、消費電力のムダを把握可能とした。管理者が全PCの消費電力量や推定削減量等を収集可能。料金は50台~100台の場合で、初期費用213,150円(税込)、年額料金84,000円(税込)より。