日本精工は6月24日、従来と比べて3分の1の低騒音化を実現した「静音ニードル軸受」を開発した。電気自動車(EV)やハイブリッドカー(HV)など、モータでの走行により車室内が静かなクルマに搭載される電装部品向けに適した製品で、車室内の静粛性を向上し、快適性の向上に貢献する。製品では高精度な加工方法を開発することで、ころクラウニング部の真円度を従来と比べて4分の1に向上した。これによって軸受から発生する騒音のレベルを従来の3分の1以下にした。新製品は、クルマの電動化に伴う軸受の静音化のニーズの高まりに対応して拡販を図り、2015年に2億円の売上げを目指す。