広い範囲で梅雨の晴れ間となった日本列島。群馬県館林市では36.3度など全国9地点で35度以上の猛暑日となったほか、東京でも31.9度まで上がり、今年初の真夏日となった。 tenki.jpの日直予報士ブログによれば、昨年の東京の初の真夏日は5月21日で、平年は6月17日ということで、今年の東京の真夏日初日は昨年より1ヵ月ほど遅く、平年よりも少し遅くなったという。 そして「初の真夏日となったのが早かった昨年は記録的な猛暑となり、6月から8月の3ヶ月間で最高気温が35度以上の猛暑日が10日もありました」と昨年を振り返っている。では真夏日が早いと猛暑になりやすく、遅いとなりにくいのかというと、そんなことはないらしい。 「初の真夏日が早かった年でも、あまり暑くならなかった年もあります。5月13日と早めの真夏日初日を迎えた1993年のデータを見てみると、6月から8月の3ヶ月間で猛暑日が0日真夏日が17日という年もありました」と以前のデータを示し、「このように、真夏日の初日が早いから猛暑、遅いから猛暑ではないとは言えないのです」としている。 同ブログによれば、22日現在高温に関する異常天候早期警戒情報が北海道と九州北部に出ているそうで、「関東甲信地方も今後1週間程度は気温が高く、東京でも真夏日となる日がある見込みだ」という。節電ムードで冷房自粛しているオフィスや家庭が多いだろうが、この暑さもうしばらく続きそうだ。