日本放送協会(NHK)および日本民間放送連盟(民放連)は17日、アナログテレビ放送終了に向けて、7月1日以降の“アナログ放送画面を通じた特別周知”の対応方針をとりまとめ、その内容を発表した。 アナログ放送終了、そして地上デジタル放送の開始は、東北大震災の被災地となった岩手・宮城・福島の東北3県を除く44都道府県で、来月「7月24日」となっている。全国各地のNHK放送局および地上民放テレビ115社は、本年1月24日に地上デジタル推進全国会議が公表した「完全デジタル化最終行動計画」に沿って“アナログ放送画面を通じた特別周知”を行い、7月1日以降の残り24日間でデジタル化対応を呼びかけるとしている。 7月1日以降、アナログ放送において、ブルーバックの「お知らせ画面」を定期的に挿入する。さらに7月1日以降、7月24日正午までの期間は、アナログ放送のテレビ画面の左下に1/9程度の大きさで、「アナログ放送終了まであと○日」等のカウントダウンスーパーを常時表示する。 7月24日正午には、アナログ放送の番組を終了し、ブルーバックの「お知らせ画面」に全面移行、24時まで完全停波する。7月25日午前0時からはアナログテレビは何も映らなくなる(画面は「砂嵐」等の状態になる)。 なおNHKと民放連では、地デジPRミニ番組「アナログ放送終了まで、あと1か月!」(制作幹事社:TBSテレビ)を共同制作し、6月18日以降、全国のNHK放送局および地上民放テレビ115社において放送する予定。