日本ブランド戦略研究所は3日、「BtoBサイト調査2011」の結果を発表した。法人向け顧客の企業Webサイトのビジネス貢献度を評価したもの。調査対象となったWebサイトは全240サイト(調査対象業種数15)。調査対象者は、該当製品・サービスの購入関与者で、有効回答数は9,936名。 同調査では、自社サイトへの誘導 好感効果などの広告効果、営業補完につながる購入検討や問い合わせなどの行動効果を調査。視聴率、ユーザー評価、営業補完度などの項目について、「ビジネスへの貢献度」を測定した。 ターゲット(該当製品・サービスの購入関与者)のニーズ充足者の割合は、オムロン(58.4%)がトップだった。オムロンは昨年に引き続き5年連続での1位となる。次いで、キーエンス(48.8%)、三菱電機(43.4%)などとなり、FA(制御機器等)のWebサイトが上位を占めた。 日本ブランド戦略研究所は、BtoBの企業Webサイトに関して、「ターゲットのアクセス率や購入率がBtoCサイトを大きく上回る。BtoB企業こそ効果的かつ効率的なマーケティングおよび営業支援のツールとして、Webサイトの有効活用が求められている」としている。 ニーズの充足度(%)のトップ10企業は以下の通り。 ・1位:オムロン(Industrial Automation)(58.4%)・2位:キーエンス(48.8%)・3位:三菱電機(MELFANSweb)(43.4%)・4位:富士電機機器制御(36.6%)・5位:TOTO(建築専門家向けサイトCOM-ET)(35.4%)・6位:パナソニック電工(制御機器)(35.2%)・7位:オムロン(電子部品情報サイト)(33.0%)・7位:キヤノン(オフィス機器)(33.0%)・9位:コマツ(32.6%)・10位パナソニック電工(住宅・建築設備 専門家向けサイト) (32.4%)