周辺機器メーカーが集まる世貿中心会場で、小規模ながら大盛況のブースがあった。取り扱っている製品は、軽量の太陽光発電セットがeBook専用カバーやアウトドア用品化したものだ。 出展者は台湾のSolar Focus。その名の通り、太陽光発電セットを軸にした製品ラインアップだが、同社の場合はこれらをひたすら軽量小型化させ、実際のライフスタイルにとけ込ませる方向性を打ち出している。 なかでもeBookカバー(ジャケット)は、本年度のCOMPUTEX TAIPEIにおいて「Best Choice Award」と「Design & Innovation Award」を受賞するなど、高い評価を受けている製品だ。外側は通常のシックなカバーだが、内側には1時間の充電で約800ページ閲覧できる(端末によって差あり)太陽光発電セットが内蔵されている。 折りたたみ式太陽光発電セットは、アウトドア用品として人気を呼んでいるという。軽くて汚れに強いナイロンケースとソーラーパネル2枚からなる「SOLAR DUO」なら、たったの105g。3枚の「SOLAR MIO」は165g、6枚の「SOLAR MIO PRO」は300gとなる。価格も79〜180米ドル前後と手頃だ。担当者いわく「ヒマラヤでも大丈夫」なのだそう。 これに充電先となる「BATTERY BANK」を組み合わせて使用するが、本体自体に充電するタイプなら65g、単三の充電池を挿入するタイプは35gと、やはり軽量だ。USB端子を搭載しており、先に室内でUSB充電を行ない補助バッテリとして携帯することもできる。USB端子と接続できる充電ケーブルなら、携帯電話/スマートフォン/GPS/iPad/PSPなどに対応する。 聞けば、製品ラインアップゆえか同社は北米での知名度が高いという。日本ではすでに同社のソーラーパネル付きバッグが輸入販売されているが、eBookカバーや「SOLAR DUO」などは未定とのこと。
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