日本原子力産業協会は19日、海外の原子力の専門家16名から提出された声明の全文を、サイト上に掲載した。 「二度と繰り返さないために:原子力安全のための必要な目標」と題された声明は、スリーマイル島やチェルノブイリ発電所での原子力事故の担当者や各国の原子力安全・規制の責任者などよって作成された。声明では、福島第一原発の事故に関する完全なデータがないため、総合的な分析は不可能だとしながらも、福島第一原発の立地と設計は、確率の低い事象が同時発生することに対する考慮が十分でなかったと指摘した。 声明の全文は、日本原子力産業協会のサイト上に掲載されている。http://www.jaif.or.jp/ja/news/2011/statement_16experts_worldwide.pdf