枝野幸男官房長官は11日、記者会見の中で福島第一原子力発電所から半径20km圏外の一部地域を、「計画的避難区域」として地域住民を避難させると発表した。避難は約1ヵ月をかけて実行される予定。 「計画的避難区域」は、「事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するおそれのある区域」と定義される。同区域には、葛尾村、浪江町、飯館村、川俣町の一部、南相馬市の一部が含まれる また現在「屋内退避地域」とされている半径20km~30kmの区域で、かつ「計画的避難区域」に該当しない区域を、自主的避難を求める「緊急時避難準備区域」に定めるとした。「緊急時避難準備区域」には、広野町、樽葉町、川内村、田村市の一部、南相馬市の一部が含まれる。