東京電力が10日に発表した、同日午前9時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●1~3号機(停止中)4月9日午後4時発表分より更新なし●4号機(定期検査中)4月9日午後5時7分からコンクリートポンプ車による放水開始。同日午後7時24分終了。●5、6号機(定期検査中)4月9日午後4時発表分より更新なし●その他・3月21日および23日~4月8日、発電所放水口付近の海水から放射性物質を検出。よう素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種については確定値として発表。その他の核種については、4月1日の原子力安全・保安院による厳重注意を受けて策定した再発防止に係る方針に基づき、今後再評価を実施。・3月20日、21日および23日~4月8日に採取した発電所敷地内の空気中から放射性物質を検出。よう素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種については確定値として発表。その他の核種については、4月1日の原子力安全・保安院による厳重注意を受けて策定した再発防止に係る方針に基づき、今後再評価を実施。・4月4日午後7時3分に、集中廃棄物処理施設内に留まっていた低レベル滞留水について、放水口の南側の海洋への放出を実施中。また、同日午後9時に、5号機および6号機のサブドレンピットに留まっていた低レベルの地下水についても、5、6号機放水口より海洋への放出を開始。その後、4月9日午後6時52分に放出を終了。放水量は約1,320トン。・4月9日午前9時19分、水処理建屋において全面マスクを着用してケーブル処理を行っていた協力企業作業員1名が気分を悪くし、建屋外にある蓋のずれたマンホールに足を踏み入れて負傷し、病院へ搬送。診察の結果、「右膝挫傷、右膝内側側副靱帯損傷疑い」と診断、身体汚染はないことを確認。