IDC Japanは6日、「高速プリンター」の国内ユーザー動向調査の結果を発表した。モノクロプリンター/複合機で70枚/分以上、カラープリンター/複合機で60枚/分以上の印刷速度のプリンターについて、企業ユーザーを対象に調査したもの。 これによると、高速プリンターについて「満足」と回答した企業は、85.2%にのぼり、高い満足度を示す結果となった。また、製品選択時に重視した項目については「保守対応が優れている」と回答した企業が38.8%ともっとも多く、保守体制の重要さを裏付けた。 満足度については、「満足している」と「やや満足している」を合わせた「満足」と回答した企業が、85.2%。特に保守対応については「満足」と回答した企業は、85.5%と一番高い結果となった。一方、印刷コストについては「満足」という回答は53.2%にとどまり、コストについては依然課題であることも明らかとなった。 製品選択時に重視した項目については「保守対応が優れている」38.8%以外では、「同じベンダーの製品を使用」を挙げた企業が36.6%となり、ベンダーの信頼性も重視される傾向が見て取れた。