東京電力が5日に発表した、午後0時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●1号機~6号機全号機停止中。4日午後6時発表分からの更新はなし●使用済燃料プールの冷却作業・4月4日午前11時5分から午後1時37分、2号機について、仮設の電動ポンプによる淡水の注入を実施。・4月4日午後5時3分から午後7時19分まで、コンクリートポンプ車による3号機への放水を実施。●その他・極めて高い放射性廃液を管理貯蔵するため、集中廃棄物処理施設内に溜まっている低レベルの滞留水(約1万トン)と、5号機および6号機のサブドレンピットに保管されている低レベルの地下水(延べ1,500トン)の海洋への放出を決定。滞留水等の海洋放出にともなう影響は、近隣の魚類や海藻などを毎日食べ続けた場合、成人の実効線量は、年間約0.6ミリシーベルト。これは、自然界から受ける年間線量(2.4ミリシーベルト)の4分の1。(4日に発表済み)・4月4日午後7時3分より、集中廃棄物処理施設内に溜まっている低レベルの滞留水(約1万トン)について、海洋への放出を開始。また、同日午後9時より、5号機および6号機のサブドレンピットに保管されている低レベルの地下水(延べ1,500トン)について、海洋への放出を開始。