富士フイルムは、デジタルカメラ「FinePix X100」の出荷を再開し、4月上旬から販売できる見通しになったことを発表した。操業を一時停止していた宮城県黒川郡大和町の生産工場において、生産ラインが復旧したことを受けたもの。 「FinePix X100」は、クラシカルなボディと最新機能のマッチングにより、発売前から注目を集めていたモデル。3月5日から販売されたが、注文数が予定をオーバーしたため、販売開始数日後に国内供給不足が発表された。同社は増産体制を取ったが、11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、宮城県黒川郡大和町の生産工場が被災。操業一時停止の事態に見舞われていた。 同社は出荷再開に際し、予約済み顧客から順次届けられるよう出荷を行なうとしている。