カーシェアリング・ジャパンは、地震の影響を受け、節電の必要性からカーシェアリングに利用されているEVの使用を自粛している。同社は、関東を中心にカーシェアリング事業を展開している。千代田区役所など合計3か所に4台のEVをカーシェアリング車両として導入しているが、検討の結果、節電のためEVの使用を取りやめているという。また、品薄状態が続くガソリンの影響に関しては、乗り捨てが可能なカーシェアリングに対する需要が少なくないことも明らかにした。同社の鈴木大山社長は「EVカーシェアは公共交通機関の延長と位置づけられる。節電の必要性を考えれば動きにくい。しかし、必要なときに必要なだけ自動車が利用できるカーシェアのシステムは、こうした時こそ活用してもらえるのでは」と述べた。