スペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2011」の展示ホール中、ひときわ多くの来場者でにぎわっていたのがGoogleのAndroidブースだ。同社は昨年よりCEOのEric Schmidt(エリック・シュミット)氏が基調講演に登壇しているものの、自社のブースを構えるのは今回が初となる。
加えて、ブースの2階部分から1階部分へつながるチューブ状の滑り台(チューブから出てくる瞬間を撮影した写真がもらえる)があったり、Android各バージョンの開発コードネーム(“Gingerbread”など)にちなんだフレーバーのスムージーが振る舞われたり、Androidマスコットのロボットのグッズが配られたりと、テクノロジーには直接関係ない部分でも来場者を楽しませるアトラクションが充実していたのが特徴。Mobile World Congressは通信事業者や機器ベンダーを中心とした業界関係者向けのイベント(一般開放はされていない)であるため、コンシューマー向け製品が並ぶ見本市のような華々しさはこれまであまり感じられなかったが、Googleの参加によってイベント自体の雰囲気も大きく変わろうとしている。
《日高彰》